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summer bag

 本日つくったバッグである。"summer garden"というインテリア用の生地を使ったので、接着芯は不要だった。キャンバスに似た手触りである。

 サイズは縦14.5インチ(37cm)、横13インチ(33cm)、持ち手の長さは20インチ(51cm)である。裏地は赤X白のギンガムチェック、マグネットスナップと内ポケットを一つつけた。

 そうそう、アメリカはいまだにセンチではなくインチを使う。FITで講義を受けたとき、先生が「8分の7インチ」、「16分の5インチ」などというので、大変混乱した。どうにかしてほしい。ついでに、ポンド・オンスや、華氏もいい加減にやめてほしい。ぶつぶつ。

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# by oktak | 2005-04-09 05:51 | 作品

ebay

 ebayはすごい。
 何がすごいかって、売られている品物のバライエティ、取引量、そしてアクセスしている人の数・・・何もかもすごい。

 私はこれまでに三回、ebayで買い物した。(「すごい」を連発する割には、利用していないのだ。)中でも一番大きな買い物は、工業用ミシン。重たーいテーブルとモーターがついた、重たーいミシンである。うちはアパートだが、このミシンが届いたとき、ロビーから我が家に運び込むだけでも大変な労働であった。そして組み立てるのがまた一苦労!夫と二人、汗かきながら組み立てた。
 工業用ミシンを買ったのは、革や厚手の生地を難なく縫える機械が欲しかったからである。以前家庭用のミシンで薄手の革を無理やり縫って、針を変形させたことがある。買ったミシンは新品、でもJUKIやPtaffなどの有名メーカーのものではない。中国製のため、マニュアルは中国語とインチキ英語で書かれている。(この英訳が、あまりにインチキでかなり意味不明である。)ミシンを販売していたNeel's Saddleryという会社はアメリカの会社で、責任者は親切なお兄ちゃんで、組み立てがうまくいかずに電話したところ、手取り足取り指導してくれた。
 新品の工業用ミシンにしては大変お買い得であったが(有名メーカーのものは、普通何十万円もする)、私にとっては決して少なくない額だったので、「故障したらどうしよう?」というのが買う前の一番の心配であった。Neelによれば、この機種はJukiのある型とまったく同じつくりなので、普通の業者でも十分修理できるとのこと。今のところ、問題なく動いている。(まだほとんど使っていないが)この先も、故障せずに動いてくれることを祈るのみ。
 
 先週は、ebayでグログラン・リボンを購入。オフライン・オンラインを問わず、どんな店よりも安く買えたと思う。昨日届いた商品は、こんな感じ。大変満足。
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 最近は、vintageの生地をebayでチェックするのが日課になりつつある。皆ebayは何でもお買い得だと信じ込んでいるのか、複数のオンライン・ショップで扱われている品物が、ebayではるかに高い値段で取引されている場合もあり、勉強になる。かしこい消費者になるのは大変である。
# by oktak | 2005-04-07 22:29 | その他

FIT再び。ビジネス。

 昨日はベビーシッターさんが来てくれる日だったので、あるコースに申し込むため、FITに出かけた。"Marketing Your Products to Boutiques"という全4回のコース。
 実は今、就労許可を申請中である。どこの国でもそうだと思うが、アメリカでも外国人が就労するのは難しい。許可を得るためには、大変面倒な手続きを経なければならない。また、必要書類を提出してから許可が下りるまでには、最低でも10週間かかるらしい。
 気長に待って、無事に許可が下りたら、自分の作品を地元のお店に売り込んでみようかと思っている。(その前に、売れるだけ魅力的な作品を作らなければならないが・・・)また、試しにebayで作品を販売してみようかとも思う。どちらもきわめてローコスト・ローリスクでできることだ。マーケットからポジティブなフィードバックがあれば、ネットショップを開くことも検討したい(妄想膨らむ)。
 本当は自分の作品をきちんとカタログ化して紹介するホームページもつくりたいのだが、私はテクノロジーに疎く、自分ではスマートなホームページはつくれそうにない。妹はこういうことが好きで、知識もそれなりにあるようである。妹とは大変仲がよく、「姉妹社」を創設した長谷川町子・毬子姉妹のように、いつか姉妹で起業したいねえなどと夢を見ている。だがこの妹、もうすぐ出産である。初めてのお産でナーバスになっており、姉からのビジネス相談メールに少々辟易している様子。産後もしばらくは仕事どころではないだろうから、彼女は頼れない。うーむ、どうするべきか。自分でhtml勉強すればいいのか。しかし、肝心のバッグづくりは・・・?限られた時間をどうやって効率よく使うか、これは永遠の課題かもしれない。
 昨日のFIT。8th Ave.から見たところ。
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# by oktak | 2005-04-07 22:05 | ビジネス

FIT

 2003年秋から2004年初夏にかけて、Fashion Institute of Technology(日本ではファッション工科大学と訳されている模様)のHandbag Design and Construction I & IIという夜間コースを受講した。先生はCOACHのエンジニアを務めるイタリア人のLuigi。ゴムまりのような体形で、一見無愛想だが、陽気で笑顔がチャーミングなおじさんだった。とにかく真面目で丁寧、職人そのものという感じの人だった。教えることにも決して妥協せず、どんな質問にも一生懸命に答えてくれたが、学生にも同じように真摯な態度を求めた。
 秋学期には、drawstring bagとclutchを作成。デザイン・寸法・素材などはすべて自分で決める。春学期には、box bagとframe bag(いわゆるガマ口バッグ)を作成。同じ型のバッグづくりの基礎を学びながらも、出来上がった一人一人の作品があまりにも違うので、本当に面白かった。私のdrawstring bagは、羊の革と、インテリア用の刺繍生地でつくった。革はLeather Impact(39th St. between 7th & 8th Ave.)、布はHarry Zarin(Grand St.)で購入。Leather Impactはちょっと気をつけないと、革のサイズをごまかしているような感じがしたし、品質もいまいちだと思った。(Luigiは、安物を見分けるには、革にセロテープをつけてはがしてみるとよいと教えてくれた。セロテープをはがしたときに色がついてくる場合は、きちんと革が染められておらず、塗料をスプレーで吹き付けただけだというが、ここで買った革はテープに少し色がついた。)
 材料費だけで高くついた。革のバッグを手作りして売るには、相当仕入先を吟味せねばならないだろう。また、思いのほか、布が高かった!1ヤード38ドルだったかな?まあ、凝った刺繍が施されているので、仕方がないが。
 
# by oktak | 2005-04-01 07:25 | その他

雨の日バッグ

今日はNYには珍しく大雨だった。
だいぶ前から温めている構想に、「雨の日バッグ」というのがある。
厚手のマットなビニールでできた、「横なぐりの雨でもヒョウでも何でも来い」の最強バッグ。(光沢のあるビニールだと、安っぽいだけかもしれないが。)どんなに濡れても、中身は濡れない。そして、びしょぬれの折りたたみ傘をポイと入れられる外付けの「傘ポケット」なんかもあるといいかもしれない。

形はシンプルに。近いうちに作ってみたい。雨の日は両手がふさがりがちなので、斜めがけして、身体にしっくりくるようなデザインがいいと思う。イメージは、黄色。息子がはいている、黄色い長靴のような。きっと、模様の入ったビニールでつくっても楽しいだろう。

日本の降雨量は半端じゃないのに、なぜこういうバッグを誰もつくらないんだろう?おしゃれにできると思うんだけれどな・・・。
# by oktak | 2005-03-29 10:45 | アイディア