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small bag with soft handle

 Kaffe Fassetの生地を使って、小さなバッグをつくった。縦22cm、横24cm。マチはないが、左右にダーツを取ったので、底には丸みがある。ハンドルは、ふかふかの紐に布を巻いてつくった。内側の生地は紫、ポケットは一つ。マグネットスナップがついているが、さらに口部分に紫のグログランリボンを縫いつけ、結べるようにした。
 Kaffe Fassetは、もう一人の好きなテキスタイル・デザイナーである。彼のデザインはとにかく色鮮やかである。カラフルな生地が好きな私でさえ、ちょっと引いてしまうほど派手なデザインもあるが、この変形水玉模様はお気に入りである。
 最初につけたハンドルの長さがどうにも気に入らなくて、ほどいて新しいハンドルをつくってつけ直した。そのため、やたらに時間がかかってしまった。
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# by oktak | 2005-04-21 00:26 | 作品

労働の値段

 ここのところ明けても暮れてもバッグを作っているような気がするが、どんなに頑張っても一日に一つしか作れない。私の場合、二人の子供を保育園に預けているわけではないので、自分の仕事に費やせる時間はきわめて限られている。特に昨年下の子が生まれてからは、ベビーシッターさんが来てくれている時と、子供が寝静まった後だけが「自分の時間」である。

 そこで考えてしまうのは、バッグ一つ当たりにかかる自分の労働のコストである。昨日アップしたポーチは、型紙づくりから完成まで、3時間はかかっただろうか。まずデザインと寸法を決め、それに基づいて型紙をつくる。(型紙はきちんとつくると、こんなに単純な形のポーチでも8枚必要である。それを厚いパターン紙をナイフで切ってつくる。)使う布すべてにアイロンをかけ、型紙を置いて裁断。場合によっては接着芯を貼り、さらにフェルトを貼ってしつけ。それからパーツを縫い合わせていく。その都度、チマチマとアイロンをかける。面倒でも各工程でアイロンをかけないと、なんとも素人くさい出来になるのである。

 FITのコースでは、製品の価格の設定の仕方についても学習した。その際、当然労働コストを考えねばならぬわけだが、先生が使ったモデルケースで、そのコストは$1.25になっていた。COACH製品の大半は中国産である。そして中国の労働力は安い。バッグ一個当たりにかかる労働費用は、実際こんなものなのかもしれない。
 一方、私の一時間の労働はいくらなのだろう?ニューヨーク州の最低賃金は、2005年4月現在$6.00である。(来年1月1日には$6.75に上がることが決まっているらしい。)最低賃金で計算しても、3時間かかれば18ドルである。出来上がったバッグの値段を決めるには、これに材料費や光熱費などその他の経費を足さねばならない。すると、なんともお高いポーチになってしまうではないか!

 こうして考えると、自分で作った品物を販売する道は険しい。最低賃金以下で働く覚悟をするか(笑)、製作工程を効率化するかのどちらかしかなさそうだ。もちろん、一度つくった型紙は何度でも再利用できる。型紙から起こさずに済めば、それだけ製作にかかる時間も短縮される。また、同じ型・同じ生地のバッグを複数まとめてつくれば、やはり労働時間は短縮されるはずである。
 しかし、結局価格の面では、中国で大量生産されるバッグにはかなうはずもない。NYの路上では、一個5ドルで革のバッグが売られている。結局、この5ドルのバッグでは決して得られないセンスと満足感を提供する、粋な作品を作っていくしかなさそうである。
# by oktak | 2005-04-20 09:11 | ビジネス

small pouch with ladybug button

 赤X白の小さなポーチを作った。サイズは縦10cm、横14cm、マチ4cm。ファスナーには先日買ったてんとう虫のボタンをつけ、ファスナーの両脇のタグには水玉のグログランリボンを使用した。バイアスはギンガムチェックを斜めにして作成、内側にも同じギンガムチェックを使った。

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# by oktak | 2005-04-19 00:15 | 作品

snack bag

 NYでもようやく桜が満開になった。

 今日もすばらしい天気。上の子は、冬の間ずっとベランダで眠っていた自転車に乗って、夫とセントラルパークに出かけた。今日は下の子がコンコン小さな咳をするので、私はまた留守番していた。
 数日前につくりはじめた巾着袋を完成させた。サイズは縦22cm、横18cm、マチ6cm。外出時に子供のおやつを入れようと思うが、何にでも使えそうだ。子供用なので、楽しい袋が作りたくて、手持ちの布をいろいろ合わせてみた。色違いで二種類。黄色・ブルーのものは、ひもの代わりにブルーのグログラン・リボンを通した。
 また新たな一週間が始まる。

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# by oktak | 2005-04-18 09:39 | 作品

春の一日

 連日、快晴である。
 先週末は子供が熱を出してずっと家にいたが、今日は皆で35th St.のHan Batでお昼を食べ、その後40th-42nd St.のBryant Parkまで散歩した。途中、ビーズショップのToho Shoji(36th & 6th Ave.)、M&J Trimmings (38th St. & 6th Ave.)に寄って、ビーズをファスナーにつけるためのT-pinと、グログラン・リボン3種を購入。春の一日_d0011990_515552.jpg

 Bryant Parkにあるメリーゴランドには味がある。小さいのだが、馬にまぎれて、カエル、うさぎ、猫、鹿がいる。子供のお気に入りはカエルだが、今日はうさぎに乗ってご機嫌。
 Bryant Parkではピンクのチューリップ、黄色の水仙、紫のヒヤシンスが咲き乱れていた。


 Park隣のNew York Public LibraryのLionたちも、花に囲まれて嬉しそうだった。
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# by oktak | 2005-04-17 05:24 | 日常