empathy without classification

このブログに政治的なことを書くのはやめようと思っていたのだが、どうしても気になったもので。

この記事を読んで、ますますBloomberg NY市長が嫌いになった。

市長の任期を最長2期から3期に無理やり延長して、引き続きその座にとどまろうと画策し始めた頃から、この人もモブツやムガベの足跡を辿るのかと、冷ややかに見ていたのだが。

ユダヤ人ゆえ、イスラエルを弁護する気持ちは分かる。NY市にユダヤ人の有力者が非常に多く、彼らに媚を売らなければならないのも分かる。

しかし、連日イスラエルの攻撃によって多数のパレスチナ人一般市民が死傷しているニュースがひっきりなしに報道される中、公人として、よくここまで偏った見解を示せるものだ。

"I think I speak for an awful lot, almost all Americans, who think that Israel is doing the right thing in defending itself"(市長談・下線はワタクシ）　→　何を根拠に？？アメリカ国民が怒るわい

"Asked about the suffering of the Palestinians in Gaza, Mr. Bloomberg replied sharply: 'That they are putting people at risk is an outrage. If Hamas would focus on building a country instead of trying to destroy another one, then those people would not be getting injured or killed.' "
→　実際にパレスチナ人を殺しているのはイスラエルの武器なんだが

危機に直面したときにはじめて、その人の人間性が現れるという。
属性を共有する者にしか共感できない人間を、私は軽蔑する。

昨日の新聞には、0歳から4歳までの幼い子供を失って嘆くパレスチナ人の父親の写真が載っていた。亡くなった子供たちは、まるで天使のようにあどけない顔で、固い床の上に横たわっていた。