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"Arctic Tale"

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Mercer St. from Angelika Film Center


 「大人の入場券を1枚買うと、子ども1人入場無料!」という広告に釣られて、National Geographic Films製作の"Arctic Tale"を家族で観にいった。娘にとっては、これが映画デビュー。

 北極圏の生物の生き様を追った「半」ドキュメンタリー。ホッキョクグマとセイウチの親子に焦点を当て、子どもの誕生、子育て、さまざまな試練、死、そして新たな命の誕生を描く。「半」と書いたのは、実は同じ個体をずっと追って製作された映画ではなく、異なる個体の映像をつなげて、ストーリーをつくったものだからである。(子どもでも理解し、楽しめるようにするための工夫だと思う。)

 同じくNational Geographic Filmsが製作した"March of the Penguins"に比べると、環境破壊がいかに生物に深刻な影響を与えているかが強調されていた。人間が引き起こした温暖化により、過去20年ほどの間に、北極圏の氷は20%も減少し、2040年には、夏の間、北極圏にはまったく氷がなくなると予想されている。氷が減少したため、夏の間、生物たちはより遠くの島まで移動したり、危険な環境での出産・子育てを余儀なくされたり、子どもの一人立ちの準備が整う前に子離れせざるをえなくなるなど、あらゆる変化を強いられている。

 子を亡くした母クマの表情が、あまりにも悲しみに満ちていて、心から同情。どんな生物でも、子を思う母の気持ちは同じだと、しみじみ。

 "March of the Penguins"同様、どうやって撮影したのか不思議に思うような、見事な映像がたくさん。幼稚園児以上にはおすすめ。(まだ2歳の娘には、ストーリーは分からなかった模様・・・)

 映画館を出たら、土砂降り。

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by oktak | 2007-07-30 11:04 | 映画
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