革のバッグが完成した。"aqua green"という色のlamb skinを使って、縦22cm、横22cm(口回りは29cm)、マチ7cmのバッグをつくった。ハンドルは一本、アクセントにナスカンをつけて、Dカンにはめるようにした。
![]() 内側には、茶系の地に、革と似たようなグリーン・ブルーの花柄の布を使い、ポケットは"hidden pocket"というタイプにした。表に見えているのはファスナーだけで、実際のポケットは裏地と革の間にある形だ。 ![]() ![]() 何色のバッグをつくろうかと迷ったが、一昨年アメリカ西部に旅したときに買った、トルコ石のアクセサリーに合う色にしようと思った。 単純な形のバッグだから、つくるのも簡単に見えるかもしれないが、布と違って革の扱いは難しい。見えない部分の処理が面倒なのだ。一番の問題は、厚いので、本来なら縫い代部分の厚みを削がなければならないことである。本当は、skiver(革漉機)という専用の機械を使って厚みを減らすのだが、こんな機械まで買うことはできない。(とても高価だし、第一置く場所がない!)使い方を一歩間違えると大怪我をするため、FITでも、skiverは先生とティーチング・アシスタントの学生のみが使用を許可されていた。(一般の学生は、この工程だけは先生かアシスタントに依頼しなければならなかった。) 今回使用したlamb skinは、革の中ではやわらかく、薄い。以前同じ材質を使ってバッグをつくったときには、ギリギリ漉かなくてもよい厚さだと言われた。それでも縫い代を漉かなければ、口回りを縫うとき、最も厚い部分は7~8mmにもなる。今回、一部の縫い代だけナイフで漉こうかと思ったが、失敗して穴を開けてしまうのも怖かったので、そのまま縫った。案の定、大変苦労した(笑)。 でもやはり革のバッグもいい。次回は、野菜のピーラーにやや似た、hand skiverなる道具をできれば購入して、縫い代を漉いてつくってみたい。
by oktak
| 2005-05-11 03:29
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