昨晩、ヨレヨレになってロスから帰宅した。
空港からのタクシーの窓からマンハッタンの夜景が見えたときには、なんともいえない安堵感に包まれた。 やはり、赤ちゃん連れの旅行は大変だった。 「国内旅行」とはいえ、片道6時間、時差3時間の場所である。(アメリカは本当に広いと実感。)この時差、たかが3時間、されど3時間で、なかなか不便であった。子供らは毎晩6時くらいには眠くなり、朝は5時から目がパッチリ、外は真っ暗なのに「お腹すいた~」の大合唱である(下の子は泣くだけだが)。 ドライブをすれば下の子は眠るが、上の子は退屈し、車を降りて散歩すれば、上の子は満足だが下の子は落ち着いて眠れずご機嫌斜め。ご飯→トイレ→お茶→トイレの繰り返しで、観光どころではなかった。 それでも、せっかく行ったのだからと頑張ってあちこちを回った。 昔私が住んでいたSan Marinoという町は、相変わらず緑あふれる閑静な住宅街であった。町の中心にあるHuntington Library & Botanical GardensではEnglish Teaを楽しむことができ、ちょうどバラが満開の美しい庭園を少し散歩することができた。 ![]() ここにはたくさんの砂漠の植物を集めたDesert Gardenもあり、スケッチブックを持っていけばよかったと思うほど、デザイン的におもしろい草花がそこかしこにあった。途中、ロスには珍しく大雨が降り始め、写真を撮ることもままならず、退散せざるを得なかったのが非常に残念。 ![]() 子連れ旅行でははずせないディズニーランドや、夫がどうしても見たいという巨大なWind Farm(風力発電のための風車が何千基も集中して立てられた場所)があるPalm Springsにも足を伸ばした。 最後の日にはダウンタウンを散策したが、LA発祥の地と言われるOrvela St.がおもしろかった。ここは18世紀後半にメキシコからの移民が住みついた一角だそうで、今はメキシコ産のあらゆる土産物を売る観光地になっている。19世紀の建物をそのまま利用したレストランや、キッチュなおもちゃやアクセサリー類を売る屋台が立ち並び、一瞬どこにいるのか分からないような感覚にとらわれた。 ![]() 全体として、ロスは生活しやすそうな印象を受けたが(人がNYよりはるかにフレンドリーだし、物価は安いし、どこへでも車で行けるし、気候は良いし)、文化的には面白みに欠けるような気がした。もちろん、NYにあるようなしゃれたブティックやレストランはLAにもたくさんある。美術館やコンサートホールだって立派なものがいくつもある。またBeverly Hillsなどの町並みは、夢の世界に迷い込んだかと思うように整っていた。でも、四季が曖昧で、全体的に乾燥した気候のせいなのか、歴史の浅さのせいなのか、LAでは創作意欲が今ひとつ刺激されないような気がした・・・私だけのおかしな感覚かもしれないが。 旅行の途中、疲労のためダウンしてしまった。今週末はのんびりと家を片付けながら過ごしたい。
by oktak
| 2005-04-30 01:33
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