今日は予定外に、遊びの日になってしまった。本当は新しいバッグの型紙をつくろうと思っていたのだが、外壁工事の音がすさまじかったのと、昨晩遅く、キッチンの掃除をしていたときに右手の指を怪我してしまったため(流し台を勢いよく拭いていたら、鋭い楊枝が爪の奥深くに突き刺さり、痛みのあまり5分ほど絶句)、仕事することを断念。
かねてから見たいと思っていたWoody Allenの最新作、"Match Point"を観にいった。Allenの作品といえば、マンハッタンを舞台とするromantic comedyだが、この作品はいわばromantic thrillerで、しかもロンドンが舞台。(NYが出てこない映画をつくったのは、ひょっとして初めてなのでは?)現代イギリスのupper crustの暮らしぶりや、初夏のロンドンの風景の撮り方が、素敵。従来の作品でマンハッタンを撮ったのと同じ角度と感性で、ロンドンを撮ったという感じ。初夏のロンドンの街の匂いまで思い出した。 主演の二人には惹きつけられた。"Bend It Like Beckham"以来、Jonathan Rhys-Meyersは気に入っているし、Scarlett Johanssonは特別好きではないのだが、この役ははまっていたし、はっとするほどきれいだった。 ところどころに哲学者や文学者の言葉が散りばめられているのが、Allenらしかった。人間の欲の限りなさ、一度得たものへの執着、保身への執念・・・。ストーリーはほのかにギリシャ悲劇やシェークスピアを思い起こさせる。5点満点として、4点。
by oktak
| 2006-02-09 06:41
| 映画
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