![]() ↑Great Hall, Christ Church College, Oxford 昨晩遅く、ロンドンから帰宅した。 一週間の駆け足旅行だったけれど、ロンドン、ケンブリッジ、コッツウォルズ、オックスフォード、バースを訪れ、春のイギリスを堪能した。(写真は英語ブログに掲載。) 英国には子供の頃3年間、そして20代に2年半滞在したので、特別な思いがある。 どこを訪れても懐かしく、自分の家に戻ったような、暖かい気持ちになった。 ロンドン中心部の小学校を卒業したのだが、そこの校長先生と数十年にわたって連絡を取り続けていた。ご本人は5年前に亡くなったが、いまだ奥様とメールのやりとりをしており、18年ぶりに対面。変わらぬお人柄に接し、今は亡き恩師を偲んで胸がいっぱいになった。最後にお会いしたとき、それが最後とは思わず、先生にどれほど影響を受け、尊敬していたかをお伝えしないままお別れした。この世は一期一会。今回奥様と再会できたことに感謝。 11歳の娘は本の虫で、何よりも本屋が好き。ロンドンに到着してまず最初に訪れたのはFoylesだし、翌日もDaunt Booksで一時間ほど買い物し、ケンブリッジに行けばHeffers、オックスフォードに行けばBlackwell'sと、とにかくよく本屋を訪れた。そういえばオックスフォードのボドリアン図書館でも、未読のトルキエンを一冊見つけて買っていた。 驚いたのは、伝統的なパブのチェーン化が進んでいたこと。 パブといえば、それぞれの土地の個性があって、メニューもシンプルな地元料理が出てきたものだが、今回の旅行では、ロンドン南部のサリー州で入ったパブと、オックスフォードに古くからあるパブで、まったく同じメニューが出てきて仰天した。オックスフォードのパブは、昔よく行った店だが、中がすっかり改装され、小綺麗だが味がなくなり、庭を悠々と歩き回っていた孔雀も姿を消し、がっかり。 最近ではパブの数自体が減っているそうで、チェーン化は生き残り策なのかもしれないが、なんだか寂しい。 何もかも楽しかったが、一番心を洗われたのは、田舎の風景。 平年よりもずっと寒く、ケンブリッジに出かけた日など、何度も雹が降ってきて全員凍死しそうだったが、コッツウォルズでは菜の花が満開で、どこまでも続くなだらかな丘と、青い空に浮かぶ綿菓子のような雲は、夢のようだった。 ![]() 子供達はいつの間にか大きくなり、こうして家族旅行ができるのもあと数年なのかもしれない。 そう思うと、今回一緒に行くことができて、本当に良かった。 一生忘れない、大切な思い出の一つになると思う。
by oktak
| 2016-05-01 06:09
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