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Work in progress

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クリスマスまであと10日。
子供が出現してからは一年があっという間だが、今年は特別速かった。
日々漫然と過ごしていると、時間はまるで水がざるをすり抜けるような速さで過ぎてしまうようだ。
もう少し目的意識を持って過ごさないと、勿体ない。

40代半ばを過ぎた今年。これまでと同じ気持ちで過ごしていても、身体は刻々と変わっていることを自覚。
当たり前のことだが、いつまでも元気でいられるわけではない。気づけば、幼い息子をシッターさんに預け、少しずつ大きくなるお腹を抱えてファッション工科大学に通ったのは、もう10年前。この仕事を正式に始めたのは、8年前。子供と一緒に過ごす時間を最大限保ちつつ、好きな物づくりができたのは、最高に幸せだった。組織勤めが苦手な性格にも、自営業はぴったりだったと思う。

いつの間にか、息子は15才になり、相変わらず小さいながらもとうとう私の背丈を追い越した。
10才の娘は一体誰に似たのか(私でないことは確実)働き者で、毎朝私よりも早く起きて、家族のために朝食を準備してくれる。

子供の頃からアートが大好きだった私には、この仕事は理想的だったが、この先まだ20年働けるとして、このままでいいのか?と悩むこのごろ。
もう少し、人様のお役に立てる仕事があるのでは?現在の年齢を考えると、もっと早く真剣に考えるべきだったと思うが、それこそ漫然と日々を過ごしているうちにあっという間に10年たってしまったので、致し方ない。それに、自分の母が50才過ぎてから専門職に就き、70代の今でも現役であることを思うと、40代で「もう遅い」などと弱音を吐くのはどう考えてもおかしい。その気になれば、何でもできるはずだ。

別に今から金持ちになりたいとか、社会的成功を収めたいという欲はない。富や名声がなくとも、十分満ち足りた人生で、申し訳ないくらいだ。ただ、まだ自分には何か使命があるような気がする。どうしたら、自分の能力を最大限に活用して、人様のお役に立てるのか?

人生後半は、"service"がしたいと思う。
もらってばかりの半生だったが、自分が人様に与えられるものはないだろうか。
そんなことを考えつつ、迎える年の瀬。
by oktak | 2014-12-16 04:11 | 作品
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