![]() ![]() 紺の地にゴールドのストライプと、小さな四角が散りばめられた生地のがま口。 裏地は濃い目のからし色。 ニューヨークにやってきたのが、1998年9月28日。 その日は季節はずれの陽気で、汗ばむほどだったと記憶している。 日本から夫と二人、大荷物を抱えてJFK空港に降り立った。 大学時代の同期で、新しい職場に先に勤務していたOちゃんが迎えに来てくれていた。 そのまま職場に直行。新しく上司になる方たちとランチ、夜まで挨拶回りで、フラフラ。 その後数ヶ月は、気が遠くなるような激務だった。 あれから早くも14年。こんなに長くNYで生活することになるとは、夫も私も、想像だにしていなかった。 途中、日本で暮らそうと決意して帰国したこともあったけれど、結局戻ってきて、今に至る。 何年たっても、ここを本当の"home"とは思えないが、多分ここを離れたら、強烈に恋しくなるんだろう。 子供たちは完全なニューヨークっ子に育った。彼らにとっては、ここが"home"。 "Home is wherever you are"というけれど、人生何事も、気の持ちよう。 最近、ミニ・ミッドライフ・クライシスで迷うことも多いけれど、今生きているこの場所で、目の前にある仕事に真剣に取り組むことが、一番大事と思う。 昔は「一所懸命」という言葉は使わず、「一生懸命」を同義で使っていた。 でも今は、「一所懸命」の方がいい言葉だと思う。 武士が命がけで自分の領土を守ったことが語源だというが、私は「一所」を、「今の立ち位置」という意味で捉えたい。現在の自分の状況に満足がいかなくても、そこで最大限頑張ることが、次につながると思う。目の前にあることに真剣に取り組めない人間に、チャンスの扉は開くだろうか?
by oktak
| 2012-09-28 02:26
| 作品
|
ショップ情報
☆oktakニュースレター(英語)ご登録はこちらから
*oktakメインサイト *oktak Etsy ショップ *oktak Flickrページ *oktak twitterページ *oktak Facebookページ *お問い合わせ・コメントはinfo@oktak.comにどうぞ。 カテゴリ
以前の記事
2017年 11月
2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 more... その他のジャンル
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||