一昨日、リビアのベンガジで、駐リビア米大使他3名が殺害されたニュースを見て、ショックを受けていたところ、12才の息子が、「なぜそんなにショックを受けているの?シリアでは毎日子供が死んでいるというのに。大使の命の方が大事なわけじゃないよね。」とポツリと言った。
ごもっとも。 人間、少しでも自分に近い存在に、感情移入する。 スティーブンス大使を知っていたわけではないが、外交官の友人・知人が多く、他人事とは思えなかった。 夕飯を食べながら、毎日息子とダラダラ話しているが、このときも、人間がいかに近い存在にしか共感できないか、物理的にも社会的・文化的にも離れた人々に共感することが困難か、そしてどうすれば自分からもっとも遠い存在である人々の気持ち(とくに痛み)に共感できるか、という話をした。 満足のいく答えは出ないが、少なくとも自分の中にある矛盾を認識することが大事かと。 先月、日本人ジャーナリスト、山本美香さんがシリアで殺害された後、自由シリア軍の兵士が言った言葉が胸に突き刺さった。 "I hope that these countries that have not been moved by Syrian blood will be moved by the blood of their people." (シリア人の血に無関心な国々が、同胞の血に心を動かされることを願う。)
by oktak
| 2012-09-15 06:33
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