いや、寒かった。 26日(土)に、第2回目のベークセールを開催したが、朝家を出たときの気温は-4度だった。 真冬のダウンコート、帽子、手袋、ロングブーツに腰がすっぽり隠れる長いセーターを着込み、ホカロンを貼ったものの、しばらくすると、鼻先は赤くなり、つま先の感覚がなくなるほどの寒さだった。 しかし今週は、先週よりも1時間早いスタートを目指して、8時半集合。 冷凍庫のような寒さの中では、人も物も集まらないと思ったが、次々と手作りのお菓子を持ってきてくださる方が現れ、感激。アメリカ人の友人の一人は、「君たちのグループに、僕ほど背の高い人はいないから」と、わざわざポスターを高い位置に貼るためだけに、朝一番で立ち寄ってくれた。 感動したのは、3年生から5年生の子供たちが数人、最初から最後まで販売を手伝ってくれたこと。 食品が完売したのは、彼らの努力によるところが大きい。 また、一人の女の子は、自分が描いた水彩画を売って寄付したいと持ってきてくれた。 確実に私よりうまい、小鳥の絵(笑)。しかも、わざわざグーグルで調べて、漢字で「羽の天使」という題名まで書いてある。手も足もかじかむほどの寒さの中立ってくれて、一枚も売れなかったらどうしようと思っていたが、結局3枚も売れて、本当によかった。 寒かった先週の土曜日よりもさらに冷え込んだ一日だったが、集金額は$1,593.06に達し、先週と合計すると、$3,429.59集まったことになる。 大勢の方々のご協力があって集まったお金だが、被災地の状況を思えば、微々たる額だろう。 しかし、こうした草の根の活動の真の目的は、募金ではなく、awareness & solidarity-つまり、地域社会の認識を高め、連帯感を育むこと-だと思う。 そういう意味では、今回のささやかな活動を通して、大勢の方の思いが一つになり、被災地におられる方々への共感と、連帯感につながったと感じている。 物を提供してくださった方、販売を手伝ってくださった方、その他様々な形で協力してくださった方に、今週も心からお礼申し上げたい。 (上の写真は、完売間近の午後2時半頃。子供たちが手伝ってくれた。) 追記: 私は本来、まったく「まとめ役」には向かない性格で、今回も至らぬ点が多々あって、ご協力いただいた方にご迷惑をかけたと思う。しかし、震災が起きてから8日後と15日後にイベントを開催できたのは、よかったと思う。ここにいると、日本は正直、「遠い国」である。もちろん、震災直後は連日トップニュースであったが、一週間後には、アメリカのメディアの最大の関心事はリビア情勢に移った。今回、2回目のベークセールをやってみて、実はわずか一週間の間に、人々の関心が薄れたことを実感した。どんな大事件であっても、直接被害を受けていない人々にとって、そのショックが風化するのは早い。
by oktak
| 2011-03-29 10:38
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