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刺繍に挑戦

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ここのところ、「私にしか作れないものは何か?」と自問している。

というのも、私が作るのとそっくりながま口を、ここ半年くらいでよく見かけるようになったからだ。
同じ口金、同じサイズ、そして同じ生地。写真の撮り方もそっくりなら、裏地の選び方も似ている。裏地にカラフルなプリント地を使う小さな贅沢は、私の作品のトレードマークだと思っていたのだが、最近は同じような組み合わせをする人が増えた。

偶然なのか、意図的なのかは分からないが、価格も私のものとそろえていることから、確実に私の存在は認識していると思われる。

市販の生地を使っている限り、誰にでも同じものを作ることができる。コピーであろうがなかろうが、そっくりな作品を売る人が複数出現しては、このまま同じ路線で続けるのはあまりにも能がない。

そこでどうしたらよいのか、考えてみたところ。
答えは一つ。より「私らしさ」を追及するほかない。私が好きなものをとことん掘り下げ、より洗練されたデザインを生み出していくのだ。

その作業の一環として、先日、パッチワークのがま口を作ってみたのだが、今度は刺繍作品に取り組むことにした。刺繍を本格的にやっている人から見たら下手で笑われてしまうかもしれないが、まあ下手なのも「味」ということで(笑)、チクチク刺している。

いや、これが楽しいのなんのって。
この地道な作業、「物づくりが好きなんだよな」と初心を思い出させてくれる。

一品一品、作るのにやたらに時間がかかるので、単価はどうしても高くなる。
結果、売れるかどうかはまったく分からないが、売れなくてもよいのではないかと思っている。というと、「やる気がないのか?」と思われるかもしれないが、そういうことではなく、今後は商品を主に二本化していこうかと思っているのだ。

これまで通り、市販の生地をそのまま使った作品も作り続ける一方で、時間も労力もかかるけれど、自分が作っていてとにかく楽しいもの、そしておそらく人様が見ても楽しいと思ってもらえるものも作っていきたいのだ。前者は量産が可能な「商品」であり、売れなければ困るが、後者はより「アート」に近く、売れるか売れないかはあまり重要でなく、自分の感性を研ぎ澄ますため、そしてoktakのイメージをより明確にするための「エチュード」である。

このエチュードを通して、きっと新たな道が開けるような気がするのだ。
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by oktak | 2008-07-21 12:22 | 作品
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