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SCORE訪問

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今日は重たい腰をようやく上げて、ダウンタウンのSCOREに行ってきた。SCOREに関しては以前も書いたと思うが、"Counselors to America's Small Business"という組織で、退職したビジネスマン(ウーマンもいるかもしれないが、見たことがない)がボランティアで、零細・小企業のあらゆる相談に乗ってくれる。裁判所の目の前に位置するSCORE NY本部。久々の冷たい空気と抜けるような青空に、身も心も引き締まる。(今朝は一時小雪が舞っていた。)

 SCORE NYでは、平日の午前10時から午後2時まで、予約なしで無料のカウンセリングを受けることができる。混んでいて待たされるかと思ったら、1枚の書類を記入するだけで、すぐに相談ブースに案内された。私の相談に乗ってくれたのは、どう見ても80代の、退職したCPA(公認会計士)のVictor。そして、つい先月、62年間の勤務を終えてSCOREでのボランティアに登録したばかりという男性も同席することに。不覚にも彼の名前を忘れてしまったのだが、アパレル一筋だったようで、たくさん参考になる話をしてくれた。

 今日SCOREを訪れたのは、いよいよ正式に事業登録する覚悟ができたからだ。
 2005年初夏にいったん下りた就労許可が有効期限を過ぎてしまったので、2006年秋に再度申請し、延長が認められた。次はこの大きな課題に取り組まなければならない。今日は、登録のステップの最終確認と、税金に関する相談がしたかった。実は最近、oktak商品を置きたいというブティックからの問い合わせが相次いでおり、早急に事業登録を済ませたいと思っているのだ。

 NY州で、個人事業を始めるプロセスは以下の通り。

(1)DBA(Form 201)を3部入手、記入、county clerkに提出。これで、晴れて正式な事業になる。(書類はオンラインでも入手可能だし、commcercial stationery storeでも買えるらしい。)
 今日相談して本当によかったと思ったのは、この書類の下に署名する際、notary public(公証人)に認証してもらわなければならないと知ったからだ。日本はアメリカと違って、判子社会なので、このようなプロセスは聞いたこともなかった。"What's a notary public?"と聞いたので、カウンセラーたちは逆にびっくりしたかも(笑)。公証人は誰でもなれるものではなく、資格が必要なのだそうだ。通常、銀行には公証人がいるらしいが、その辺の八百屋さんでも公証人の資格を持っている場合があるそうで、ときどき店先に"notary public"というサインがかかっていることもあるとか・・。

(2)Federal ID#の申請。これは、私の場合、どうしても必要なわけではないが、取得することもできる。取得するメリットは、材料を卸値で買えるという点。どうもこれはオンラインで申請できるらしい。

(3)NY State Sales Tax#の申請。これは、文字通りNY州税を徴収するために必要な番号。事業登録後は、NY州在住のお客様に物品を販売した際のみ、州税を徴収しなければならなくなる。(NY州以外にお住まいのお客様には税金がかからない。)

 私にとって、最も頭が痛いのは、税金の問題。個人事業主の場合、個人の所得税申告と同じプロセスだが、連邦、州、市の3つのレベルで税金を申告しなければならないらしい。なにしろ自分でやったことがないので、とにかく「大変そう」という印象がある。でも、何事も実際にやってみると、思ったほど大変ではないものだから(案ずるより産むが易し)、まずはよい会計士を見つけて、詳細を聞いてみなければ。

 が、どこでどう会計士を見つけるのか。SCOREのカウンセラーたちに聞いたら、夫の職場や、日本の領事館に紹介してもらえと言われた。うーん、そんなことが可能なのかどうか。「いずれもうまくいかなかったら?」と聞いたら、Good Accountantsという組織の電話番号をくれた。

 会計士を雇わず、自分で税金申告する人も山のようにいるらしいから、いずれは自分でできるようになりたいが、最初だけは相談しないと分かりそうもない。カウンセラーたちの意見は分かれて、名前を忘れてしまった彼は「自分でやってみれば」と言うし、Victorは「そんなことに時間と労力を割くのはもったいない。あなたは時間が限られているのだから、もっと大事なことに専念して、プロを雇え」と言う。最初はVictor路線で行ってみる。

 今日の相談内容はざっとこんなところ。その後しばし雑談をして、彼らのこれまでの経験について聞く。しかしいいよなあ、その道何十年というプロたちが、私のような青二才(いや、年はいっているが・笑)のメンターとなって、ノウハウを伝授してくれるという制度。起業を目指す私たちにとってはもちろん、彼ら退職者にとっても、有益な制度ではないだろうか?80代になっても、きちんとスーツを着てネクタイを締め、現役カウンセラーとして後輩の指導にあたるって、素晴らしいではないか。

 長くなったが、備忘録になるし、どなたかのお役に立つのではないかとの願いを込めて、書いてみた。
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by oktak | 2007-01-11 07:30 | ビジネス
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