<< コーギーのがま口 ダルマシアンのがま口 >>

子供はみんなで育てるもの

 今週は子供関連のトラブルが続く週のようで、今度は娘にまつわる問題。

 金曜日、バレエのレッスン後に娘を迎えに行ったら、悲壮な形相で「今日はひどいことがあった」と言う。レッスンが終わって、更衣室で着替えていたときのこと。ベンチに座っていた親子の後ろにかけてあった自分のコートを取ろうとした際、コートが落ちてきて、危うくその親子に当たりそうになったらしい。(実際には当たらなかった。)

 するとそのお母さんが、娘に対してではなく、自分の子供に対して、「なんて失礼な子でしょう!『失礼します』とも言わないで、マナーがない。どんな躾をされているのかしら?危ないことをしているという認識もないのかしら?次にこんなことをしたら、黙ってはいない云々」と、大きな声で話し始めたらしい。娘が着替え終わって更衣室を出るまで、ずっと親子で聞こえよがしに娘の話をしていたらしく、出てきた娘は涙がこぼれんばかり。

 娘は極度の恥ずかしがりやで、確かに言葉が足りないことがある。
 毎朝会うドアマンにも、小声で"good morning"と言うのがやっとだし、見知らぬ人に"excuse me"と声をかけるのは、相当な勇気が必要だ。挨拶ができなくては困るので、その都度挨拶や声かけを促している。多分今回も、"excuse me"の一言が言えていたら、こんなに嫌な思いをせずに済んだだろう。

 しかし、だ。 
 そのお母さんの態度はあんまりではないか?
 娘が失礼なことをしたのなら、直接そっと注意することはできなかったのだろうか?
 
 自分の子供には寛容で、よその子供には厳しい大人は、実は結構いるのではないかと思う。しかし、子供は社会全体の財産で、「みんなで育てる」という意識がないのは、非常に残念だ。
 子供は未熟で当然だ。でもだからこそ、親だけでなく、周りの大人が暖かい目で見守り、必要なときには叱ってやれば、いくらでも成長することができる。

 心無い言葉で子供を傷つけ(しかも親が不在のときに)、自分の子供に反面教師を見せたつもりであっても、どちらの子供も資することにはならないと思う。結局娘は萎縮し、翌日バレエのレッスンに行くのがとても苦痛だったし、その人の娘も、聞こえよがしに人の悪口を言うことを覚えてしまったかもしれない。

 大人たちに、「みんなで子供を育てる」という意識があったら、もっとよい世の中になるのに、と思う。
 少なくとも、子供のいる人は、自分の子供に対して接してほしいように、自分もよその子に接するべきだと思う。今回の事件、一番の反面教師は、そのお母さんだったと思っている。
[PR]
by oktak | 2013-12-09 12:35 | 日常
<< コーギーのがま口 ダルマシアンのがま口 >>