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Renegade Craft Fair Holiday Market 記録

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11月17日(土)、予定通りブルックリンでRenegade Craft Fair Holiday Marketに参加してきた。
昨日の最高気温は11度、イーストリバー沿いのため、冷たい風をさえぎるものが何もなく、体感温度はかなり低かった。

会場には大きなテントが2棟並び、その中にそれぞれ100店ほどのショップがブースを構えるという構造だった。テントの長さは100メートル以上あり、内部はかなり広く、左右にブースがぎっしり並んだ。

今回はブース全体を借りず、半分のスペースを借りて、コスト削減を図った。
ちなみにブース全部を2日間借りる料金は$600、半分の場合はちょうど半額の$300。
それにテーブルと椅子を借りると、+$20。

結論としてこのフェアは大失敗で、2日目の今日は参加しなかった。

<敗因その1> 気候

申し込む前から最大の懸念であったが、やはり11月中旬のニューヨーク、屋外で開催されるフェアは無理だと悟った。テントの中にはなんらかのヒーティングがあるという約束だったのだが、少なくとも私の周辺にはまったくヒーティング器具はなく、1時間もたたないうちに腰から下が冷え切って、夕方6時までいるのが辛くて仕方がなかった。これは主催者による契約違反だと思うので、他からも文句が出ると思う。
フェアの前の準備による疲労と重なり、昨晩帰宅時には頭痛、今朝は朝から体調が悪く、2日目参加を断念。

<敗因その2> 第1回目のフェア

Renegade Craft Fair自体は、有名なクラフトフェアである。本部はシカゴにあり、ニューヨークで毎年6月にフェアが開催されるようになってからも、すでに7-8年たっている。6月のフェアへの参加申込者は毎年増加し、今では審査に通るのが非常に難しいと聞く。
しかしこのホリデー前の時期にニューヨークでフェアが開催されたのは、今回が初めて。
初めてのイベントというのは、とにかく知名度が低く、お客さんが集まりにくい。
少なくとも今回はセラーとして参加するのではなく、どんな様子か、客として偵察すべきであった。

<敗因その3> 会場の設備

気候ゆえにそれ以外の選択肢はなかったものと思われるが、大きなテントの中にズラリとブースが並ぶという構造は、非常によくなかった。まず、外が晴れていても、中は暗い。一応天井には照明がついていたが、天井が高い上、照明が白熱灯の丸いランプのため、自然光が差し込む出入り口周辺を除いては、とにかく暗くて、商品がよく見えないほど。私は電池式の照明を数点持ち込んだが、まったく足りなかった。

また、屋根だけの夏のテントと違って、四方を白いテントの素材に囲われるため、さらに貧乏くささが増して、まずかった。

<敗因その4> 商品の選択

過去に参加したフェアで、よく売れているものを見ると、だいたい$5-15の品物ばかりだったので、今回はできるだけ低価格のものを持参し、高めの商品はあえて家に置いていった。
しかしフェア用に慌てて作った$18のジッパーポーチは結局ひとつも売れず、売れたものは、動物のアップリケつきの、$32以上のがま口ばかり。
アップリケつきがま口は、小さい割にどうしても高くせざるを得ず、売れないと思っていた。ディスプレイ用に持っていったのだが、私よりも安いジッパーポーチを売る店が多いため、私しか作っていないものが売れたということなのだろう。

また、全体的に持参した商品が少なすぎた感があった。「とにかく安いものを中心に」と思いすぎて、がま口は一番小さいサイズしか持っていかなかったのだが、めがねケースや大きめのがま口も持っていけばよかった。


<教訓>

1. NYの冬に、屋外のフェアには参加しない。
2. 初めて開催されるフェアには参加しない。
3. 「売れると思われる商品」ではなく、「自分のもっとも魅力的な商品」を常に持参する。
4. ホリデー前の大切な時期は、オンラインでの販売に集中して、無駄な抵抗をしない。

 どなたかのご参考になれば・・ 笑





 
by oktak | 2012-11-19 07:00 | ビジネス
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