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不可解な生き物 - 子供

 上の子は来月11歳になる。ということは、私も親業を始めて満11年を迎えるのだが、これだけ親業をやっているにもかかわらず、相変わらず我が子が不可解でならない。

 6歳になった娘も、あれこれ予想外のことをしでかし、「変わった子だ・・」と面食らうことが度々あるものの、不可解度では息子に遠く及ばない。

 息子は異性ということもあるのかもしれないが、男の子でも、ごくまともに行動する子もいるので、やはり個人的な問題だと思う。

 たとえば、彼は異常に「忘れんぼう」である。
 去年までは、月曜日から金曜日まで毎日、Tシャツの上に着ていったスウェットやパーカーを学校に忘れてきた。どんなに口をすっぱくして、忘れるなと言っても。仕方なく、日曜日に親が一緒に学校に行って、上着をすべて拾って帰ってくるというパターンができあがっていた。週末に探しても見つからないこともあり、失くした服は2枚や3枚ではない。今年はまだ寒さが本格化していないので、極力上着を着ないで登校している。(いつまで耐えられるか?)

 もう5年生になったのでさすがにマシになってきたと感じていた矢先(先週末)、スクールバスから意気揚々と降りてきた彼は、サクソフォーンのケース以外は何も持っていなかった。「バックパックはどうしたの?」と聞くと、「あれ?・・あれ?・・」と混乱状態に。バスに乗り込むときに背負っていたのか、学校に置いてきたのかさえ思い出せない始末。図書館から借りた本や、ノート、携帯、体操着など、大事なものがたくさん入っていたのに!それからとうとう一週間たったが、バックパックは跡形もなく消えてしまった。

 また、先々週。朝、息子とバス停に行き、彼の乗るスクールバスが間近に来たのを二人で確認してから別れたところ、同じバス停にいた息子の友達のお母さんから電話がかかってきた。「あんまりおかしかったから伝えるけど」と前置きした後、彼女が言うには、あれからバスが到着し、子供たちが乗り込んでいざ出発しようとしたところ、彼女の娘がバスの中で激しくジャンプして、何かを伝えようとしていたそうだ。バスの運転手が仕方なくドアをまた開けると、なんと、バスに乗らずにぼーーっと歩道に突っ立って、ゴミ収集車が大量のゴミ袋を回収するのに見入っている息子を指差すではないか!この女の子のお陰で、息子はなんとかバスに乗ることができた。

 今日は今日で、娘がやってきて、「お母さ~ん、DVDが見えな~い。スクリーンがまっくらで見えなくなった~」と言う。確かに、プレーヤーの電源を入れてDVDを入れても、うんともすんとも言わない。よくよく見てみたら、DVDプレーヤーの中のテープのようなものが切れている。(夫に言わせると、それは「リーダー」なのだそうだ。) 最初はてっきり娘が切ったのかと思ったら、「お兄ちゃんがハサミで何かやっていた」と言うではないか。そこで問い詰めたところ、黙ってうつむいた。(=犯行を認めた)

 当然ながら、「何故そんなことをしたの?」と聞いたのだが、うつむいたまま黙りこくっている。そのうち、涙までポロポロ。結局、理由などないのだ。彼は昔っからこうなのだ。「一体全体どうして?」とこっちが狼狽するようなことをしでかしては、理由がない、ただやってみたかった、すみませんと、涙をこぼす。そう、4歳のときに私の真新しいネックレスをぶっちぎってくれたときも、6歳のときに望遠鏡を窓から放り投げたときも。彼の頭の中がどうなっているのか、まったく分からない。

 息子が小学校中学年になった頃、人並みに毎月小遣いをやりたいと思ったのだが、あまりにも物を紛失したり破壊したりするので、その分を小遣いから差し引いていたら、なかなかやる折がなくなった。ここにきて、バックパック紛失とDVDプレーヤー破壊で、もう今後3年くらいは小遣いがやれないことに(苦笑)。

 忘れ物がひどいのは(夫の)遺伝としても、このわけわからんちんな行動はもういい加減卒業して、普通の人間になって欲しい。子育て12年目も、不可解な生き物との格闘は続く。

 
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by oktak | 2010-10-22 11:02 | 日常 | Comments(14)
Commented by かりめろ at 2010-10-23 01:39 x
きゃ~、目に浮かんで思わず何度も失笑しちゃいました。すみません。Oktakさんたちはさぞかし大変でしょうけど、私から見ると可愛いです。でも、Mさんが忘れっぽいのは初耳!仕事ではあんなにきりりとされているのに・・・?笑
Commented by oktak at 2010-10-23 02:58
多分かりめろさんだけです、「可愛い」と笑ってくれるのは。Mの忘れ物癖はそれはひどいですよ。よくまともに仕事できてるもんだと感心するくらい。コートを出張先で紛失してきたり、巨大ボストンバッグが忽然と姿を消したり、出発4時間前にパスポートがないと騒いだり・・もっと小さな忘れ物は日常的に数え切れないくらいあるので、私が常に小姑のように目を光らせなければならず、とても疲れます。
Commented by yako at 2010-10-23 23:49 x
ゴメン。すごく楽しみかも。好奇心旺盛で猪突猛進。昔から色々なことに疑問を感じるとか。見ても何も感じないよりいいんじゃない。目の前のことに一生懸命になって。。忘れちゃうのかな。
もちろん、親は大変(苦笑)想像つきます
私もいつも言ってるよ。「それ、壊すとお小遣いから引くからね。何年分のお小遣いだと思ってるの??」本気で言っています。(笑)
しかし、プレーヤー?DVDではなく・・・大胆だわ~
また、楽しい、失礼、興味あるエピソードを聞かせてね。
でも、男の子はやはり女とは違うよね。不可解よ(泣)
Commented by Kym at 2010-10-24 09:48 x
忘れっぽいのは男女関係ないんじゃない?うちでも”もうちょっとしっかりしてよ”の連続よ。
Commented by oktak at 2010-10-24 10:20
yakoさん、私もよその子がこうだったら笑ったと思う(笑)。でも自分の子だと、真剣に心配するほど大ボケ。こんなんで、まともに就職して、まともに人生生きられるんだろうかと思うよ。

Kymちゃん、忘れっぽいのはまったく性別に関係ないと思うよ。
ただねえ、物(特に機械類)を分解して壊す癖のある女の子にはいまだ会ったことないよ。なんでも性差のせいにするのは好きでないのだけど、やはり性別による傾向はあると思います。
Commented by のすけ at 2010-10-24 22:40 x
おもしろい!味があるね。
女の子とはスケールが違うなあと感じました。

娘の同級生にも同じ感じのわんぱく坊主がいるんだけど、娘はしょっちゅうその子の忘れ物を届けたりしてるよ。(楽しそうに)
その子は双子なんだけど、自宅では双子の弟と一緒に羽毛枕の中身を全部出してベッドルームを羽根だらけにしたり、団子虫を廊下に敷き詰めたり・・聞くたびにすごいなあと思ってます。
そのたびに反省してるのもW君と同じようで、聞いてるととてもかわいい。
ついつい笑ってしまいました!
Commented by oktak at 2010-10-25 09:54
うはは>団子虫を廊下に敷き詰めたり
よそのお子さんのことだと、笑える!ああ、うちよりもひどいエピソードをもっと聞きたい!(笑) のすけさんありがとう。
Commented by Kym at 2010-10-26 11:11 x
性別による傾向と言えば、物を紛失したときヒトを巻き添えにして探させるのはウチの夫だけ?めっちゃ迷惑なんですけど。愚痴らせて、、、
Commented by oktak at 2010-10-26 21:31
あはは!それはどうだろう・・うちの場合は私が恐しいからか、しば~らく一人で焦りまくって探して、どうしても見つからないときに最後の手段として動員されるかな(爆) 
Commented by かりめろ at 2010-10-26 22:09 x
え~~~~!すごい意外です、Mさん、目茶目茶しっかりしているかと思ったら!そんな所もあったんですねぇ。うわ~、遺伝かも~~~~<苦笑。
Commented by おぎ at 2010-10-27 05:40 x
慰めになるかどうか分からないけど、先日、「将来伸びる男の子」を紹介する本を読んでいたら、「好奇心に基づく体験をいっぱいするほど成功しやすい」「未来を創るのはオモシロイ男たち」などとありました。息子もトホホなところがあるので、思わず手に取った本だったのですが・・・。
出発前の「ないない」騒動、どこのご家庭でもあるんですね。ウチは旦那の職場がヘタに近いものだから、「ドキュメント保存したHD忘れた。探して持って来てもらえる?」とか電話までかかってくるんですけど(怒)。
Commented by oktak at 2010-10-28 04:23
かりめろさん、Mの忘れ物のひどさは、並大抵のレベルではありませんよ。仕事に支障をきたしていないのが奇跡的!

おぎちゃん、「将来伸びる男の子」の本!そういう胡散くさい子育て本(失礼!)を思わず手に取ってしまったおぎちゃんの気持ちが分かるような。(笑) 将来伸びようが伸びまいが、こんなこともわずかの間のことで、後から振り返れば楽しい思い出になるんでしょうね。 なんだか祖母が亡くなってから、人生ってはかない、何事も移り行く中で、一瞬一瞬の光を捉えなければという思いで、アホ息子にもいつになく寛大に(笑) 
Commented by kayo at 2010-10-28 06:02 x
おぎのご主人も、oktakさんのご主人も、忘れ物なんか滅多に
しなくて、仕事バリバリ、家庭ではいいパパで、安心して
ついていけそうなイメージだったので、何だか意外です。
うちの夫がカナダへ出張の日にパスポートを忘れ、家の鍵も
忘れていたので、鍵の受け渡しのために私が通勤中に途中下車
しなくちゃいけなくて遅刻して、であきれ果てたことが
あったのですが、許せるような気になってきました。

私も妹しかいなくて、息子は未知の生き物なのですが、
何かもう、ちゃんとご飯を食べさせて、お風呂に入れて
清潔にして寝かせていたら育つよね、くらい子育ての
ハードルが下がってしまってます。しかも、もしかしたら
娘の方が手ごわいんじゃないかと思う今日この頃。
でもおっしゃるように、振り返ったら絶対楽しいと思うので、
こうなったら伝説を作っちゃえくらいの気持ちでいます。
と、従姉(男の子3人のママ)も言ってました。
Commented by oktak at 2010-10-28 22:28
ははは、確かにもう「生きてればいい」ってくらいハードル下がるときありますね>Kayoさん。押しても引いてもダメで、親の望むようにならないときって、子育てしていれば必ず誰にもあると思います。当たり前ですが子供は一人一人みんな違って、成長する時期も速度も方法も異なるので、親は「人事を尽くして天命を待つ」他ないですね。
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